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バスは想像以上に食い上げている!

2022.10.08

 

 

9月末に公開したBRUSHムービー、サカマタシャッド 浚渫攻略法【シューティング】はご覧になられたでしょうか?

BRUSH TOPICS【ライブ系ソナーでわかること】でもお伝えしましたが、ライブ系ソナーを使ったシューティングの釣りは導入コストの問題や釣り方に対して賛否あるのは皆さんもご存じの通りです。

 

しかしアクティブターゲットやライブスコープなどライブ系ソナーの誕生により今までイメージするしかなかった水中の様子が想像ではなく事実として知ることができるようになりました。今回の動画で何が分かるのか?を具体的にご紹介します。

 

 

まず一番驚いたのが「想像以上に中層で食っている」こと。下の画像は本編で1匹目が釣れる前のアクティブターゲット映像。狙ったのは5m付近にいるバスの群れ。

 

 

 

下の画像はサカマタシャッド4インチのジグヘッドリグのフォール中にバスが食った瞬間の映像。

5mボトム付近に居たバスの群れの中から数匹がルアーに反応して、その中の1匹が水面から2m付近まで浮上してルアーを食っています。約3mも浮上してバイトしているんです。

サカマタシャッド4+ジグヘッドというシルエット的には決して大きいわけではなく激しい音やフラッシングが出ているわけでもないのに・・・。

サカマタシャッドの動き・シルエット・波動や榎プロのジグヘッドのリギング(後ほど紹介)も大いに関係している可能性もありますね。

*当然バスの活性や天気、水の透明度など色んな要素が複合しての反応ですが・・・。

 

 

 

 

 

下の画像はルアーを食った後、ボトム付近まで戻ろうとするバスとそれについて動くバスの群れの映像。

おそらくこの時点でラインやロッドにバイトが出てフッキングという流れになりますが、もしこういう食い方をする事があると事前に分かっていれば、それに備えてフォール中に集中力を高める事も可能です。そうすればもし食って直ぐに吐き出したり、フッキングがあまくてバレたりするミスがあるとすればそれをかなり軽減する事ができますね。ちなみに本編の2匹目のバスも2.5m付近まで浮上して食っています。

 

 

 

 

下の画像は3匹目のバスが食う前の映像。

この映像は内容がもりだくさんですが、ブレイクの上り口(ショルダー部分)にバスの群れがいます。

ブレイクの深い側からゆっくり浮上してくるベイトフィッシュの群れがいますが、アクティブターゲット映像を見る限りではベイトフィッシュには反応していません。このあとルアー(サカマタシャッド4JH)がボトム付近までフォールして少ししてからバスの群れの中の1匹が食う事になりますが、これだけ大量のベイトフィッシュがすぐ横にいるにも関わらずルアーに反応するというのが面白いですね。

 

*ベイトフィッシュに反応していないというのはあくまでアクティブターゲットの振動子が捉えて映像化できる範囲での話なので、実際には映っていないズレた場所で捕食している可能性もあります。

 

 

 

必ずしも全てのバスがフォールで反応するとは限りませんし、実際ロケ当日も朝の時間帯はフォールで高反応でしたが日中はボトムまで着底させてからのボトストアクションで食わせています。そうなるとルアーのポテンシャルやアクションの精度で釣果は変わってきますし、ロッドなどのタックルセッティングも重要になってきます。

 

 

 

下の画像は榎プロが実際にリグったサカマタシャッド4インチのジグヘッドリグ。

見てお分かりの通り通常のセッティングに比べてサカマタシャッドが反っています。これには2つ理由があって1つはキャスト後にアクティブターゲット+ローテータでルアーを捉える際、フォールスピードが速すぎると捉える前にルアーが着底してしまい映像に映せなくなるので、あえて若干スパイラル気味にフォールさせてフォールスピードを落としてアクティブターゲットでルアーを映す間を作る狙い。もう1つはそのスパイラル気味のフォール姿勢が食い上げてくるバスに効果的な可能性がある事。これに関してはまだシューティングの釣りを勉強中なので今後煮詰めていくようです。

 

 

 

最後になりますが、まずはバスがたまっているエリア、スポットを見つけ出すのが重要です。ロケ当日は最後に釣れたバス(北湖東岸の米原沖)以外は全て北湖西岸の外ヶ浜浚渫エリアでの釣果です。ロケ前日までの流れから数ヶ所のスポットは事前にバスが居るのを確認していましたが、それ以外は入念に魚探掛け(サイドイメージ)でバス・ベイトフィッシュを探しながら釣っています。

広大な浚渫エリアの中でも複数のバスがたまるスポットは多くはありませんし、限られた時間の中でバスを探していくのは季節的なバスの動きや前日までの天候の変化(ロケ前日は台風が通過)など色んな要素が絡んでいるのでなかなか簡単ではありません(でもそれが面白い)ガイドが無い日でも湖上に出て入念な魚探掛けとエリア開拓をし続ける榎プロはさすがです!

 

 

 

BRUSH

プロフィール
http://www.brushon.net/