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琵琶湖が本気で荒れたらバスボートでは・・・
2025.05.17
ボートアングラーが琵琶湖で釣りをしていて気になるのが風予報。風そのものは琵琶湖に限った話ではないですが、琵琶湖クラスになるととんでもなく荒れる事があります。
早朝にボートアングラーさんと話をしていてたまにいるのが風予報をまったく見てない人。「今日は〇時から強風が吹くみたいですよ」と声をかけると「えっ!そうなんですか?」という感じ(笑)こういうタイプ方は年間の釣行回数が少ない場合が多く日程をズラすのが難しく最低限の天気、晴れか?雨か?ぐらいをチェックされています。
釣行回数が少ないという事はボートの操船回数も少ないという事で荒れた中での操船が不慣れな方が多いです。天気のチェックは大切ですがそれ以上に風のチェックは最低限お忘れなく。
その他には釣りをする場所の事を気にし過ぎて帰りの事をあまり気にされてない方。例えば北湖のマリーナから出られる方で「今日は午後から北風爆風予報ですよ」とお声がけすると「南湖で釣りするので大丈夫です!」という感じ。南湖に入ればそれなりに釣りはできると思いますが帰りは北湖に戻らないといけません。特に琵琶湖大橋より北の状況がまったく分からない中で夕方ギリギリまで南湖で釣りをして、いざ帰ろうと思ったら琵琶湖大橋より北が激荒れで怖い目にあった・・・という事も少なくありません。帰着時間に遅れないようにと無理すれば波に刺さってボートが壊れたり最悪の場合事故につながります。
現在は風の予報も細かくチェックできるようになっているので出艇場所周辺の朝と帰着予定時間の風予報(風速と風向き)、釣りをする予定の場所の風予報のチェックはお忘れなく。そうすれば「夕方は荒れるみたいだし早めにマリーナの近くまで戻って釣りしよう」というような判断もできます。
あくまで予報なので当たる時もあれば当たらない時もあります。かと言って自分で天気図を見て数時間後の風予報を的確に判断できる人はほとんどいないと思うので天気予報を信じるしかありません。ただ天気予報サイトは各社で予報が違ったりする事も多々あるので、最低でも2~3社をチェックして自分なりに信用できる所を見つけることをオススメします。そうすればA社は3mまでは大丈夫だけど4m超えたら危険・・・という感じで判断できます。
最後にバスボートのアピールポイントとして「圧倒的な走破性」とか「〇〇〇ボートだから走れた」という感じのワードをたまに見かけます。確かに各バスボートブランドやモデルの種類によって走破性や静止安定性の差は確実にあります。特に2ストロークエンジン全盛期だった2000年代前半までのバスボートは特に違いがあったように感じます。
ただこの走破性の違いは「バスボートが走れる状況の中」での違いです。もちろん操船のスキルや波などの状況判断で差はでますが、琵琶湖が本気で荒れたらバスボートレベルではまともに走れないのでゆっくり走るしかありません。走破性はありがたい性能の一つではありますが、あまりそのワードを過信すると危険です。
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