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琵琶湖のアメリカナマズ根絶か 瀬田川上流で20年秋から捕獲ゼロ

2021.06.18

 

 

毎日新聞より

琵琶湖につながる瀬田川の洗堰(あらいぜき)上流で、繁殖が懸念されていた特定外来生物のアメリカナマズ(チャネルキャットフィッシュ)が、2020年秋以降、1匹も捕獲されていない。滋賀県水産試験場は「駆除が功を奏し、生息数を抑制できている」とみており、琵琶湖でのアメリカナマズ根絶に近づいた可能性がある。ただ、洗堰下流での繁殖は続いており、同試験場は「手を緩めると再び繁殖する」と警戒、調査・駆除を継続し状況を見極めるとしている。

 

アメリカナマズの主な生息域は瀬田川で、そこから琵琶湖・南湖、更には北湖に拡大する可能性も指摘されてきた。  県水産試験場は、琵琶湖への拡散を阻止するために、アメリカナマズが集中的に生息する瀬田川の洗堰上流域での徹底駆除に力を入れた。19年度の同試験場の調査や県漁業協同組合連合会の駆除事業では、過去最高の191匹を捕獲。同じ水域で20年度は53匹に減少し、20年11月の1匹を最後に捕獲情報がなくなった。同試験場が21年3~6月に行った毎月の定期調査でも、洗堰上流ではアメリカナマズが見つかっていない。

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