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琵琶湖に浮かぶ「研究室」 老朽化でSOS 寄付呼びかけ
2022.05.27
朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASQ5T4KC4Q5NPLZU002.html
琵琶湖で環境測定や小中学生の実習に使われてきた実験調査船「はっけん号」が廃船の危機にある。建造から30年近くたち、老朽化が深刻なためだ。「補修して存続させたい」とクラウドファンディング(CF)を活用し、3千万円を目標に寄付を募っている。
はっけん号(全長18・9メートル、幅6・2メートル、36トン)は1993年、琵琶湖の環境を調査するため、滋賀県が建造した。大型機器を扱える荷重1トンのクレーンなどを備え、「湖上の研究室」として使われてきた。だが、県は15年、新たな調査船「びわかぜ」を建造。はっけん号は16年、びわ湖トラストに払い下げられた。