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(野洲市)鮎家の郷、売却
2021.03.20
びわ湖放送NEWSより
湖魚加工品の製造・販売を手掛ける「鮎家」が、大幅に事業を縮小することがわかりました。観光・物産施設「鮎家の郷」は福岡県の食品メーカーに売却されています。
鮎家の発表や代理人弁護士によりますと、1967年に創業した鮎家は、湖魚の加工品を主力商品として事業を拡大。
物販施設やレストランなどを備えた「鮎家の郷」を1995年にオープンさせ、ピーク時には年間70億円近くを売り上げていました。
しかし、贈答品の売り上げ不振やコロナの影響で旅行客が激減し、資金繰りが悪化。鮎家では事業の大幅な縮小を決め、鮎家の郷については福岡県の食品メーカーとすでに売買契約を成立させ、今後、引き渡しを予定しているということです。
さらに本社機能を大津市の真野本店に移して、大部分の商品製造は外部委託に変更。およそ200人の全従業員は解雇し、今後は県内量販店やカタログでの販売を中心に事業を続けるということです。